主要食用品種

 

藤稔(ふじみのり)
(井川682×ピオーネ)
M.T.C.
(欧米雑種)
Fujiminori

本種は神奈川県の青木一直氏が交配育成品種(1978年)で、1985年品種登録(第919号)され、当所は果 種協を通して許諾を得ている。ゴルフボール大の巨大粒で話題を呼んだ本種の最大の特色は果 粒の大きさ。20gを超え、最大32g(ジベ十フルメット)。10年間平均で売上げは巨峰、デラ、ピオーネに続き第4位 。近年の登録品種中トップの伸びである。4倍体。円筒形大房350600g。やや粗着、花流れ性は多少あるが巨峰より実止まりよく、普通 の剪定可能。果粒は短椿円形18g、無処理粒最大25g34×32mm)。火山灰土土壌では暗紫赤色だが、適地で裁培すると紫黒色で果 粉も多くなり品質向上する。果皮は厚く剥きやすい。若木時代(35年頃)徒長するとやや裂果 し易いが成木化して樹勢が落ち着けば裂果しなくなる。果肉はやや軟らかいが、適地のものは緊まってピオーネに近く、繊維質が残らず食べやすい。多汁で糖度は平均18度でそれほど高くないが、酸適度で渋味香りはなくあっさりした食味で巨峰のようにしつこくなく、かえって現代人好みで人気がある。脱粒、貯蔵性は普通 。直売、観光園では目玉商品になる。熟期は8月中〜下旬で早熟。樹勢は強く、枝葉も強靱で耐病性強く栽培容易。巨峰の栽培に準じる。フルメット使用は果 粒は肥大するが裂果しやすく注意すべきである。

 

M.T.C.1本 2,500

(税込2,700円)