
AzumaShizuku
あづましずく
ブラックオリンピア×4倍体ヒムロット


1本
3,850円(税別3,500円)
4倍体欧米雑種
「あづましずく」は、福島県農業総合センター果樹研究所にて1992年に「ブラックオリンピア」×「4倍体ヒムロット(1988年にコルヒチン処理を用いて獲得)」の交配で作出、2001年に品種登録出願、2004年に品種登録された、四倍体の完全無核黒色大粒品種である。
成熟期は育成地において、8月上旬~中旬(成熟日数は67日程度)で、「ヒムロット」や「デラウェア」より5~7日早く、「巨峰」より20 ~ 30日早い。
果粒重は7g前後であるが、満開約10日後のジベレリン50p p mの1回処理( 果房浸漬)で、平均11 ~ 15gの大粒になる。
食味は酸が少なく甘みがあり、「巨峰」と比較して果肉が柔らかく多汁で、皮離れしやすい。
裂果は少ないが、幼果期に雨の多い年では発生することがある。樹勢は強く樹の拡がりが大きい。新梢の太さは「巨峰」より太く色は黄褐色。花穂の着生数は「巨峰」よりやや少なく、形は複穂型の円錐で、長さは「巨峰」より短い。発芽期は「巨峰」と同じであるが、開花期は2日程度早い。新梢の発芽と生育の揃いは「巨峰」より良好だが、基部から5節程度までが硬く誘引時折れやすい為、短梢剪定の方が栽培しやすいと思われる。